スピードスケートの高木美帆選手(18)=北海道幕別町=が29日、母校の帯広南商高(帯広市)で卒業証書を受け取った。日体大体育学科に進み、地元を離れてソチ五輪を目指す高木選手は「チャレンジ精神を忘れず、代表に選ばれる力をつけたい」と意欲を語った。
 高木選手は2月下旬から、総合2連覇を達成した世界ジュニア選手権やワールドカップなどで海外を転戦、今月1日の卒業式には出られず、この日の「1人だけの卒業式」となった。
山田義弘校長から卒業証書を受け取った後、記者会見で高校生活を振り返った高木選手は「たくさんの思い出や経験が詰まった充実した3年間だった。人と人のつながりの大切さ、ありがたさを改めて強く感じました」。大学生活については「何でも挑戦し、他のスポーツからもスケートに生かせることを学びたい」。さらに「体力や技術面で足りないところがたくさんある。出来ることをしっかりやり、少しずつ進んでいきたい」と次を見据えていた。東出俊一監督は「今の気持ちを忘れず、続けていけば結果は必ずついてくる」とエールを送った。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130330-00000019-asahi-spo